米国の医学界から、子宮癌ワクチンは男の子の癌の予防にも有効との報告が
ありました。もちろん、男の子ということなので、子宮癌自体の予防ではなく、
その他の癌の予防に効果があるということです。例えば、喉(のど)にできる癌や
肛門にできる癌などです。米国では、子宮がん予防として、11歳から12歳の
女の子に対し、子宮癌ワクチンを定期的に接種することが奨励されています。
しかし、現状は、子宮癌ワクチンの接種率は、3割程度にとどまっています。
子宮癌ワクチンの効果は、子宮癌の予防の他に尖圭コンジローマを予防します。
その他にも、男の子と女の子の性交渉で感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)
の感染防止の効果もあります。HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がん
を引き起こしたり、肛門にできる癌を引き起こす原因になるため、男の子も、
子宮癌ワクチンを定期的に接種することで、癌の予防に効果があると判断しました。
それに、男の子も、子宮癌ワクチンを定期的に接種することで、全体の子宮頸がん
の感染率を減らす効果があると期待できます。ただ、ワクチン自体が高価なことも
あり、女の子でも、初回の接種率は約50%程度です。米国のメディアとしては、
これから男の子への子宮癌ワクチンの定期的な予防接種が普及するのかどうかは、
懐疑的な見方をしているとのことです。子宮癌と言えば、男性には関係ないよう
に思えましたが、意外にも、その他の癌を予防する効果があるのは驚きでした。
【ニュース報道があった日付】
2011年10月26日(水)
【ニュース記事リンク】
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20111026-854950.html
http://www.asahi.com/science/update/1026/TKY201110260200.html
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