「子供の風疹」の症状
風疹(「三日ばしか」とも呼ばれています。)とは、全身に小さな
発疹が出る小児に多い感染症です。風疹ウイルスによって感染します。
風疹(ふうしん)にかかると、小さな発疹が出るのとは他に、耳の後ろや
首のリンパ節が腫れたりします。あまり高くないが発熱もあります。
風疹は、母親が妊娠の初期(妊娠3ヶ月~4ヶ月)に感染してしまうと、
流産したり、胎児に奇形や障害(先天性風疹症候群)が起こる恐れがあります。
ですので、風疹に感染している人を妊婦や妊娠しているかもしれない人には、
近づけないでください。風疹ウイルスに一度、感染すると、風疹ウイルスに
対する免疫ができますが、乳児期に風疹に感染した場合は、免疫ができずに、
成長後にまた風疹ウイルスに感染してしまう場合もあります。
「子供の風疹」の治療方法
風疹の治療方法ですが、風疹は安静にしていれば、特に治療をしなくても、
数日から1週間程度で自然と治癒します。風疹が、別名、「三日ばしか」と
呼ばれているのはこの理由からです。ただし、確実に風疹と判断できない場合は、
念のために病院で診察を受けた方が良いでしょう。また、子供の場合も同様です。
もし、子供に風疹の疑いが見られたら、小児科で診察を受けましょう。
それと、風疹は、学校保健安全法によって定められた学校感染症のうちの
ひとつです。風疹に感染した場合は、他の人へのウイルス感染を
広げないようにしましょう。子供が通っている学校や幼稚園などは
必ず休ませるようにしてください。全身の発疹が消え、熱も下がって
完治した場合は、学校や幼稚園などに行ってもかまいません。
それと、前述していますが、風疹に感染している人を妊婦や
妊娠しているかもしれない人には、近づけないでください。
胎児に先天性風疹症候群と呼ばれる障害が出る恐れがあるからです。
「子供の風疹」の予防方法
風疹(ふうしん)は、予防接種を受けることで予防することができます。
日本では、1977年から女子中学生に対して、風疹の予防接種が
行われています。