胃がんの治療にかかる平均自己負担総額と平均入院日数などをまとめました。
また、胃がんの治療費用や胃がんの手術費用の相場の情報以外にも、
胃がん治療や胃がん手術に役立つ情報も掲載しています。
【胃がんの治療費+手術費の平均自己負担額(相場)】
胃がんの治療費+胃がんの手術費の平均自己負担額の相場は、
以下の金額(胃がんの治療費用や手術費用の相場の平均料金)です。
約1,032,000円
胃がん治療の治療+手術にかかるお金は、
基本として、治療費用(健康保険7割+自己負担3割)です。
それに加え、必要な場合は以下の料金も加わります。
- 先進医療部分(全額自己負担)
- (差額ベッド代)
- 入院時食事代(食分260円まで+健康保険から給付)
- 民間療法(全額自己負担)
高額医療費制度で払い戻しが受けられます。
関連ページ:高額医療費制度とはどんな制度なのか?
【胃がんの平均入院日数】
約33日
医療技術の進歩により、年々、平均入院日数は減少傾向にあります。
ただし、患者さんの年齢が上がれば、
入院日数は平均よりも増えると考えてください。
【胃がんの治療費や手術費がない場合はどうすればいいのか?】
癌(がん)の治療費や手術費は決して安くはありません。
もし、胃がんの治療費や胃がんの手術費がご用意できない場合は、
いくつか解決策がありますので、以下のページを参考にしてください。
関連ページ:癌の治療費や手術費が用意できない場合(お金がない場合)はどうすればいいのか?
関連ページ:治療費や手術費の支払いにローンは組めるのか?(ローンを使えるのか?)
関連ページ:がん保険に加入後、すぐに癌と診断されてしまった場合は保険金(給付金)を貰えるのか?
関連ページ:治療費や手術費の支払いで生活が苦しい場合、生活保護は受けられるのか?
【癌(がん)の種類】
胃癌(いがん)
【胃がんの症状の特徴】
胃がんの症状の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
- 胸やけがする
- 胃もたれがする
- みぞおちのあたりが痛む
- 食物がつかえる感じがする
- 胃が重苦しい
- 胃が張る
- 食欲不振
- 体重減少
- ゲップがでる
- 吐き気がする
- 嘔吐(おうと)がある
【胃がんの治療方法】
胃がんの治療としては、手術することが基本です。
粘膜層内にとどまっている早期の胃がんの場合は、
内視鏡的粘膜切除の手術が可能です。
胃がんの5年生存率は、全体で70%以上です。
早期の胃がんでは、約85%となっています。
【胃がんの手術の種類】
胃がん手術の主な種類は以下のようなものがあります。
- 再建手術
- 胃全摘術(いぜんてきじゅつ)
- 幽門側切除術(ゆうもんそくせつじょじゅつ)
- 噴門側切除術(ふんもんそくせつじょじゅつ)
- 拡大手術
- 縮小手術
【胃がんの手術は、治療方針や手術方針に納得してから行う】
胃がんの手術方法や治療方法の決定を、担当の医者に一方的に
任せるのではなく、よく話し合って決めることも大事と言えます。
それは、手術方法が必ずとも正解とは言えない場合もあるからです。
もちろん、ベストの手術方法を選んでくれる医師がほとんどでしょう。
しかし、自分が希望する手術方法があるのに、担当の医者に手術方法を
任せてしまい、言い出せないまま手術を受けてしまう患者さんも
いらっしゃいます。また、手術後に他の手術方法があったことを知り、
「他の手術方法の方が良かったのでは?」と思う場合もあります。
まず、自分自身が、胃がんについての情報を集め、胃がんという病気を
把握しておくことが大事です。胃がんは、進行状態(ステージ)によっても、
手術の種類は変わってきます。「他にも胃がんの手術の種類があるのか?」、
「この胃がんの手術方法を選んだ理由(根拠)は何故なのでしょうか?」
…などなど、手術に関する疑問は、担当の医者にきちんと確認した方が
良いでしょう。
また、「セカンドオピニオン」と言う、自分の担当の医者以外の他の
医師の意見を聞くことも、癌の治療を行う上では一般的です。
「セカンドオピニオン」では、自分の受けた診断の内容の確認や治療や
手術方針の確認や理由(根拠)などを他の医師から聞くことができます。
「セカンドオピニオン」は、癌の治療では、一般的なため、自分の治療方針や
手術方針に対して、他の医者の意見を聞く行為は、担当の医者の気分を
害する訳ではありませんので、安心してください。胃がんの手術は、
担当の医者と自分が納得してから手術を受けるのが望ましいと言えます。